MUTEK.JP恒例のカンファレンスプログラムDigi Labは今回ヴァーチャル環境で開催されました。12月9日(水)は慶應義塾大学SFCでCompMusic Labを率いるPatrick Savageが『音楽の進化を聴く』と題するプレゼンテーションを行い、パフォーマンスを織り交ぜながら音楽史への考古学的アプローチを発表。
続いてベルリンを拠点に活動する音楽ジャーナリストの浅沼優子が、松原裕海、Mari Sakurai、Mars89と共に『2020年以降の音楽カルチャーにおける"多様性"の再定義』についてヨーロッパの事例を参照しながら模索しました。
また『A Night Before Establisehd』では、ライゾマティクスの共同設立者でありパノラマティクスを主宰する齋藤精⼀が、より持続可能な未来に向けて、現在の経済・社会・文化のモデルを新たに考案するビジョンを語りました。
そして東京大学の池上高志教授を軸に行われたセッション『ALIFE = ART + SCI』では、メディアアーティストであり研究者のChris Salter、脳科学者でありソニーCSLの茂木健一郎、フランス人アーティストのJustine Emard、ノルウェーのLars Holdhus、UCLAのVictoria Vesnaらと共に、アート&サイエンスへの新たなアプローチとしての人工生命の問題を探りました。これらのセッションは日本語もしくは英語で行われました。
2020年 12月 10日, 木曜日