Mourad BennacerCA/QC
12.09
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13:30_14:15
Tokyo time
MUTEK.JP PRO Conference 2022
Mourad Bennacerの作品では、音と視覚によるストーリーテリングが、映画的コンポジション、ターンテーブリズム、コンクリートサウンドのデザイン、およびジェネレーティブな視覚芸術制作などの技法を通して融合している。作品のインスピレーションの源泉は、記憶が薄れていくというコンセプト。質感および詳細を聴き分ける感覚をもってビートミュージックの限界を探りながら、旧式の技術、SFのナラティブ、および自身のルーツがある北アフリカ文化の遺物の間につながりを見出している。メインのプロジェクトは、[PA機器を通して言葉が聴き取れない声を流す]というもの。また、長年にわたって、没入的環境、空間オーディオ、およびインタラクティブ体験を専門とするプロのサウンドデザイナーとしてのキャリアも確立。
2016年には、没入的作品を生み出すことに注力している団体のSociety for Arts and Technology(SAT)に、プロジェクトマネージャー、トレーナー、そして何でも屋の「空間オーディオ専門家」として加わった。SATの研究&創造チームの一員として、過去6年で80件近いプロジェクトの実現に貢献。現在では、SATのアートレジデンスプログラムの責任者を務めている。同プログラムは、国内外のアーティストに制作、研究、および研鑽の支援を行っている。
また、共同設立したコミュニティーレーベル兼ネットレーベルのUnlogは、新規性の高いエレクトロニックミュージックおよび探索的な視覚芸術に焦点を絞っている。その後、オープンジャムセッションおよびシネマコンサートで有名なエレクトロニックミュージックのコレクティブであるSilicon Beatsにも加わった。