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アーティスト

laced & LCL_StreamCA/QC

laced & LCL_Stream<sup>CA/QC</sup>
laced & LCL_StreamCA/QC

モントリオール拠点のプロデューサーNela Pakiは、これまでS. TeaseやLacedetail名義でパフォーマンスを行ってきたが、現在はlacedの名で進歩的かつ魅惑的なエレクトロニックパターンを制作している。2018年、lacedは自身初のEP「Define This Mood」をトロントのSummer Isleレーベルからリリース。2019年には自身のレーベルCausal Chainを立ち上げ、IDM、テクノ、およびブレイクスから要素を取り入れつつ、UKのベースのサウンドから深く着想を得たエレガントかつ破壊的な作品を発表している。2022年には、UKのAll Centreから「Caustic Reverie」、自身のレーベルから「oko」(lacedの母語で「目」の意味)の2枚のEPをリリース。また、lacedはインダストリアルダブ、アンビエント、ジャズからインスピレーションを受けた音楽プロジェクトSaudadeのメンバーでもあり、ハープ奏者Marilou Lyonnais Archambaultと共に活動している。パンデミックが始まった際、レイヴから着想を得た無数のトラックが織りなす世界にインターネットを通して出会い、自身のパートナー、親友らとともにレーベルaudio bambinoを設立した。

LCL_Stream、本名Bruno Lauzon Tanziは、モントリオールに拠点を置く分野越境型のアーティスト。これまでに、手描きおよびデジタルのイラスト、タイプフェイス芸術、モーションデザイン、写真編集、動画編集、3Dレンダリングにて創造性を発揮してきた。LCL_Streamのビジュアルは、音楽、テレビゲーム、アニメーション映像作品に寄せる文化的関心から強く影響を受けている。また、エレクトロニックミュージックのプロデューサーおよびDJとしても活動。クラブミュージックに見られるハイエネルギーのビーツ、メロディックなシーケンス、IDM、トランス、ブレイクコアなど、さまざまなサウンドから影響を受けている。共同設立したレーベルAudio Bambinoは、アーティストコレクティブとしても活動しており、アンダーグラウンドなレイヴミュージックの領域でエキサイティングな可能性を発掘したり制作する取り組みに注力している。lacedのレーベルCausal Chainでも、キュレーターおよびメインのビジュアルアーティストを務めている。

laced & LCL_Stream CA/QC- spellbind

『spellbind』は、lacedのEP「oko」から取り出してきたステムを、さまざまに歪ませて別の文脈に移したコラージュである。螺旋を描くようにして、「oko」の世界にますます深く落ち込んでいく。内省的なアンビエントループやカットも時折登場する中、細切れにされたさまざまなサウンドがビーツに変容していく。そのインスピレーションの源泉は、ファンタジー、そして2000年代のIDMである。

レーベル

Audio Bambino, Causal Chain