Kazuya Nagaya & Ali M. DemirelJP+TR/DE
Kazuya Nagaya
これまでに12枚のアンビエントアルバムをリリース(2020年現在)。
初期の3枚「うつほ」「千の熊野」「魂は空に 魄は地に」は修験の聖地・吉野を拠点に制作された吉野3部作で、極限まで音を削り込んだ静寂の余韻を特徴としている。ストイックで凛と張りつめた気配が漂うアルバム群。その後、八ヶ岳に拠点を移し、「シークレットライム」「すべての美しい闇のために」「イリュミナシオン/冥王星」「サレントガーデン」「光の響き」「Microscope of Heraclitus」をリリース。日本、スペイン、ドイツ、イタリアのレーベルより多数のアルバムやEPをリリースする。
MUTEK.JP、MUTEKモントリール、MUTEKメキシコ、TodaysArt、Gamma Festivalなどの国内公演・ヨーロッパを中心とした海外公演に多数参加。その他、パリコレでファッションデザイナーIris Van Herpenと共演。白百合女子大学でサウンドスケープを教える。
Ali M. Demirel
1972年トルコ出身。ベルリン(ドイツ)を拠点に活動中。原子力工学と建築を学んだあと,芸術の道に進む。中東工科大学のオーディオビジュアルシステム研究所で研究員をしていた90年代初期に映像とサウンド作品の制作を開始。2000年代に入ると,リアルタイムに変化するCG画像制作を始めるようになり、インタラクティブなライブオーディオビジュアルパフォーマンスに取り組む。その後、ビデオインスタレーションへと活動を戻し、「世界滅亡後のユートピア」をテーマにしたビデオ三部作を作成。これらを2018年にArterIstanbulで開催した個展「ISLE」にて発表した。近年は,神話が創られた地域を調査し、生態学、自然、神話を関連させたシリーズ作に取り組んでいる。これまでに欧米,中東,アジアなど,世界各国の美術館やフェスティバルで作品を発表し続ける。